Javaは1996年に登場した、非常に長い歴史を持つプログラミング言語です。古いプログラミング言語でありながらも、現役で使われており、大きな魅力としては汎用性の高さが挙げられます。スマートフォンを持つ人にとって欠かせない存在となったのが、コミュニケーションアプリのLINEですが、このLINEもJavaで作られているサービスです。汎用性が高いJavaは、スマートフォン向けアプリ開発の適性も十分で、Googleが手掛けるOS、Android向けのアプリ開発では、Javaがよく用いられています。LINEもJavaオンリーで作られているわけではありませんが、Javaの汎用性の高さが活きている開発事例と言ってもよいでしょう。
ゲーム開発は日本のお家芸の1つですが、世界で最も売れたゲームは、スウェーデンの開発会社により2011年にリリースされたMinecraftです。家庭用ゲーム機など数多くのプラットフォームで発売されていますが、大元のパソコン版はJavaで開発されました。現在は異なるプラットフォーム同士で遊べる統合版が人気ですが、パソコン向けのJava版も依然として人気です。
WebアプリでもJavaはよく利用されており、代表例としてはGoogleやTwitterなどのサービスが挙げられます。もっとも、Webアプリの場合、見た目に関するフロントエンドの部分はJavaScriptなどを用いるのが一般的で、Javaが用いられるのは主にサーバー回りのバックエンドの部分です。バックエンドに使われるプログラミング言語は、他にも色々とあるものの、Javaも高い人気を誇っています。